労働者派遣業許可証と有料職業紹介事業許可証の交付式

労働者派遣業許可証・有料職業紹介事業許可証

昨日 一般派遣業と有料職業紹介の許可証交付式にて各許可証の交付をいただきました。

今年は、この許可も最大限に活かして、「電力の安定供給」という使命を果たすための新たな取り組みを始めます。

詳細は、後日公表させていただきますので お楽しみに(^O^)

「待てん!」という方は 個別にご連絡お待ちしておりますので(^O^) どしどしご連絡くださいませ。

中部電気工業は、電力の安定供給を担うべく挑戦を続けます!

代表取締役 谷真孝

あけましておめでとうございます

年末年始の現場の様子

あけましておめでとうございます。
弊社は昨日1月4日より本年の営業を開始いたしました。
とはいっても、年末12月29日~昨日1月4日までの間停電工事があり
大晦日、元旦も関係なく現場は稼働しておりました。

協力会社の皆様と弊社社員は「電力の安定供給」の為に
社会がお休みの間も稼働してその使命を果たすべく活動を進めております。

年末年始の現場の様子 年末年始の現場の様子

そんな仲間に感謝しつつ、今年も挑戦し続けたいと思っています。

今年はいろいろなことが大きく動き始める予感がします。 ワクワク

2018元旦の打合せ風景

写真は元旦の朝
「いつもの様に 打合せ風景」

ちなみに関ヶ原の現場は
元旦、2日と終日みぞれという天候でした。(^_^;)

寒そうな私の写真
中部電気工業(株)代表取締役 谷真孝

本年も何卒 宜しくお願い致します!

中部電気工業株式会社
代表取締役 谷真孝

育ててくれた方々と共に電力の安定供給を担える幸せを感じながら

育ててくれた方々と共に電力の安定供給を担える幸せを感じながら

先週6日月曜日から11日土曜日は社会人1年目の新入社員に舞い戻った1週間でした。

当然 私は現在42歳の中年のおじさんですから20代前半のフレッシュさはありません。
なぜ 私が新入社員に戻れたのでしょうか。

大学卒業後、私は架空送電線工事の施工管理技術者として社会人生活をスタートさせました。
当時 右も左も分からない私の周囲には、「すっごく厳しく」、「すっごく温かい」私に教えをいただける方々達がいらっしゃいました。
会社の先輩はもちろん、それ以上に協力会社の方々とはさらに多くの時間を共にさせていただきました。

 

協力会社の中でも、主に架線工事(電線を架設する工事)を担う方々と共に過ごした時間によって、現在の私の仕事に対する価値観が形成されたと確信しています。

大阪の会社を退職し、岐阜に戻る事になった際、その協力会社さんからいただいたご恩に対し、感極まってしまい、「このご恩は一生忘れません。必ず皆さんに恥じぬ様 頑張ります!」と泣きじゃくってしまった十数年前がつい先日の様に思い出されます。

その時の私にも笑いながら「何だお前泣いてるのか~ 一生の別れじゃない いつだってお前が困ってりゃー駆けつけてやるから 連絡してこい!」と背中を押し送出してくれた恩人達

その恩人達が十数年の時を経て
先週月曜日から本当に私を助けに来てくれたのです!

私にとっては一生頭の上がらない恩人達が、若い社員さん達を引き連れて私の現場に助けに来ていただけました。
十数年経ってるはずなのに、私もそれなりに経験を積んできたつもりなのに。。。。 やはり皆さんの前ではいつまで経っても新入社員のままの私がいました。

人と人とのご縁に感謝し、今どき流行らない古い人間かも私はいつまでも、人と人との心の繋がりを大切にしていきたい人間です。
「義理」や「人情」、「恩」に熱いこの架空送電線工事業界が私は大好きです。

自分が生粋のラインマンである事を改めて実感するとともに、
毎日ワクワクしながら現場に向かった新入社員時代を思い出せた幸せな時間を過ごすことが出来ました。

新入社員当時に施工した現場で採用された超大型碍子(日本最大サイズ)。記念に1つ保存してあった碍子を囲んで昔話にも弾みました。1999年製造。
今後の業界改革に関する意見交換も出来ました。

そして改めて誓いたい
「必ずこの架空送電線工事業界を憧れ、憧れられる業界にする為に走り続ける事を!」
やっぱりラインマンって最高です! 心から感謝

中部電気工業(株) 代表取締役 谷 真孝

育ててくれた方々と共に電力の安定供給を担える幸せを感じながら

鉄塔建設現場に設置するモノレール

モノレール 送電鉄塔工事現場

現場まで人や物を運んでくれるモノレール。かなりの傾斜を上っていきます。

現場にトラックを横付けして荷物を置けないような場所のときは、
モノレールやヘリコプターで人や資材を運び、工事が終われば撤去します。

モノレール 送電鉄塔工事現場

モノレール 送電鉄塔工事現場

今回は1本レールですが、別の現場では2本レールを使っていました。
2t以上の運搬になると2本レールになります。

モノレール 送電鉄塔建設現場
モノレール 資材運搬用 鉄塔 建設 基礎工事 現場 岐阜県関市板取

貴重な1枚!送電鉄塔の結界(新旧鉄塔とCT-36)

鉄塔結界(新旧鉄塔とCT-36)

昼休みになり、作業が終わったのを見計らって結界入りしました。
「結界」とは鉄塔の4本の支柱に囲まれた場所を指し、鉄塔愛好家が聖域と呼ぶ場所です。
新しい送電鉄塔の中に、古い鉄塔とクライミングクレーンCT-36も入っている貴重な1枚。

架空送電鉄塔の耐用年数

鉄塔組立工事

先週(水)は、社長と一緒に現場へ。ここは2年前に基礎工事をしていたころに見学に来た場所ですが、基礎工事と組立工事では雰囲気が違うので、違う場所に来た感じがしました。

▼2年前の基礎工事
鉄塔基礎工事
▼先週の組立工事
クライミングクレーン CT-36 鉄塔組立工事

▼【左】2年前の鉄塔、【右】先週の新旧鉄塔
鉄塔基礎工事  クライミングクレーン CT-36 鉄塔組立工事

クライミングクレーン CT-36 鉄塔組立工事

新しい鉄塔にすっぽり包まれた古い鉄塔。太くて頑丈な主柱になりました。

さて、ここで問題です。
「鉄塔の耐用年数」はどれくらいでしょう?

答えは 50年 
国税庁HP 耐用年数の適用等に関する取扱通達の付表
付表4:電気業の構築物(総合償却資産であるものに限る。)の細目と個別耐用年数より

耐用年数が経過してしまった鉄塔は全国に約3万基あります。全国にある鉄塔は約24万基あるので、このうち8分の1は建替え工事の対象となっています。

そして、全国にある送電線の長さは約9万km。これは地球を2周するほどの長さです。ちなみに送電線の耐用年数は40年ですが、傷つくこともあるので40年ももたないこともあります。

そして、送電線工事の技術員(施工管理をする元請け会社の社員数)が全国に約3,800人、鉄塔の組立工事や架線工事をする高所作業員は全国に約5,500人います(2016年10月現在/一般社団法人 送電線建設技術研究会調べ)。

鉄塔 約43基
送電線 約16km
これは作業員1人が守らなければならないインフラです。

その作業員も高齢化しつつあり、送電線業界では技術の継承、新規技術者の育成が大きな課題となっています。

鉄塔組立工事

大変な仕事ですが、その分、鉄塔が完成した時の達成感は大きいそうです。

「自分で自分を褒めたくなる瞬間だよ」
新しい鉄塔を観て、社長がつぶやきました。

青空と紅葉しつつある山を背景にした新鉄塔は輝きを増し、それを眺める社長の表情もいつもより輝いて見えました。

クライミングクレーン CT-36 鉄塔組立工事

鉄塔アーム取付とクライミングクレーンCT-36

クライミングクレーン CT-36 鉄塔組立工事

鉄塔の頂部まで組立が完了したので、いよいよ「アーム」という電線を支持する腕金部材の取付けを行いました。

クライミングクレーン CT-36 鉄塔組立工事 クライミングクレーン CT-36 鉄塔組立工事 クライミングクレーン CT-36 鉄塔組立工事

これで送電線鉄塔らしい形になりました。

そして昨日は、大役を終えたクレーンの解体作業。
長いブームを垂直に立て、鉄塔の中に下がっていきます。

クライミングクレーン CT-36 鉄塔組立工事

来週からはいよいよ旧鉄塔から新鉄塔への電線移線工事がスタートします。

完工まで無事故無災害でがんばります!

鉄塔の組立工事現場、いよいよベンド!

送電鉄塔組立工事 クライミングクレーン

ベンド??

ベンドとは、鉄塔の脚は傾斜になっている部分と垂直になっている部分に分かれている地点を指します。この傾斜の部分の組立工事が23日(月)に終わりました。

ここからの作業は早いです。傾斜になっている部分よりも部材が軽く垂直なので組みやすいため、傾斜部分よりも早く組み立てられます。28日(土)にはトップまで組立完了。

送電鉄塔組立工事

ちなみに、鉄塔に昇るのは垂直部分のほうがきついそうです。傾斜部分は「足の力で昇る」けれど、垂直部分は「腕の力で昇る」、慣れないときは足がプルプル震えてくるんだとか。

古い鉄塔はお父さん? 新しい鉄塔は息子? まるで親子のように新しい鉄塔に背丈を越された古い鉄塔は、あと少しで役目を終えます。新しい鉄塔がよりたくましく見えます。

送電鉄塔組立工事 クライミングクレーン 送電鉄塔組立工事 クライミングクレーン

クライミングクレーンを使って鉄塔組立工事の真っ最中

鉄塔 建設 基礎工事 現場 岐阜県関市板取

約2年前に組立と基礎工事の現場見学へ初めて行きました。

組立工事の現場ではクレーンを使って新しい鉄塔の組み立てが終わり、
そのクレーンを解体する作業、基礎工事は重機や削岩機で掘削する様子を見学。
鉄塔に人が昇って作業をしていたり、足がすくむほど深い穴の底で
さらに掘り進める作業を初めて観ました。
当たり前に電気が使える日々は、こうして働く方々のおかげだと感謝の想いでいっぱいです。

ショベルカー 鉄塔 建設 基礎工事 現場 岐阜県関市板取

さて、この基礎工事を見学した現場で組立工事がようやく始まりました。
鉄塔の建替工事は場所などを考慮した工法で進められ、
今回は古い鉄塔を包み込むようにして
3倍くらいの高さがある鉄塔をクライミングクレーンを使って新しく建てます。

架空送電線 施工計画書

新しい鉄塔の主柱が古い鉄塔を囲むように頭を出しています。

架空送電線建替工事

架空送電線建替工事

① 最初に古い鉄塔のアーム(三角に出っ張っていて電線を持っている腕の部分)を外して降ろします。
電線は古い鉄塔に持たせたままです。こんな状態で感電しないのだろうかと心配していたら、

「さすがに停電しています」と、社長から返信が・・・そうですよね。

架空送電線建替工事

② 鉄塔は上部にいくにつれ細くなっているため、塔体の一部を解体してタワーが上がれるようにします。

架空送電線建替工事

③ タワーを組んで、旧鉄塔の上にクレーンのブームが上がるまで鉄塔を組み立てます。

架空送電線建替工事

④ 新鉄塔の組立が完了すると、タワーを降ろして旧鉄塔を壊します。

⑤ 送電線を新しい鉄塔に移します。

停電期間は77日間。その間に作業を完了させなければなりません。
緊迫した作業現場ですが、「笑顔になる余裕も大切」と話す弊社技術員。
作業員さんへの心遣いも忘れません。

ダブルトーショナルダンパと捻じれ防止ダンパ・アーマロッド・難着雪リング(着雪対策工事)

ダブルトーショナルダンパ 送電線

倉庫にボクシングのグローブのような形をした資材がたくさん並んでいました。

ひとつ持ち上げてみると、筋トレできそうなほどずっしり重い。。。
送電線のおもり??

これは「ダブルトーショナルダンパ」といって、
送電線が風を受けたときに起こる上下の振動を抑えるためのおもりです。
鉄塔の写真をよく見ると、たくさん付いていました。

ダブルトーショナルダンパ 送電線

他にも送電線におもりが付いた写真を見つけました。
ダブルトーショナルダンパとは形が違います。

送電線着雪対策工事 捻じれ防止ダンパ 難着雪リング アーマロッド

このおもりは「捻じれ防止ダンパ(カウンターウェイト)」といって、
電線に付着した雪が回転しながら電線を包み込んでしまうのを防ぎます。

捻じれ防止ダンパ取り付け部分には振動で電線が傷つかないように
「アーマロッド」という補強材が付けられています。

他にも着雪対策として「難着雪リング」も取り付けます。

送電線着雪対策工事 捻じれ防止ダンパ 難着雪リング アーマロッド

送電線に等間隔についているリングが「難着雪リング」です。
電線に積もった雪はまとまって落ちるイメージがありましたが、
送電線に雪が付着すると、電線の撚りに沿って雪が下へ移動し、
最終的には電線を包み込むように雪が付着してしまします。

このリングを等間隔に付けることで防止できるそうで、
小さい部品ですが頼りになります。

鉄塔を建てたり電線を張り替えたりするだけでなく、
こうした部品の取り付けなども私たちの仕事であり、
電力の安定供給には欠かせない仕事です。