約2年前に組立と基礎工事の現場見学へ初めて行きました。
組立工事の現場ではクレーンを使って新しい鉄塔の組み立てが終わり、
そのクレーンを解体する作業、基礎工事は重機や削岩機で掘削する様子を見学。
鉄塔に人が昇って作業をしていたり、足がすくむほど深い穴の底で
さらに掘り進める作業を初めて観ました。
当たり前に電気が使える日々は、こうして働く方々のおかげだと感謝の想いでいっぱいです。
![ショベルカー 鉄塔 建設 基礎工事 現場 岐阜県関市板取](https://chubudenki.net/wp-content/uploads/2015/10/20151028-18-800x600.jpg)
さて、この基礎工事を見学した現場で組立工事がようやく始まりました。
鉄塔の建替工事は場所などを考慮した工法で進められ、
今回は古い鉄塔を包み込むようにして
3倍くらいの高さがある鉄塔をクライミングクレーンを使って新しく建てます。
![架空送電線 施工計画書](https://chubudenki.net/wp-content/uploads/2017/10/20171012-1-800x707.jpg)
新しい鉄塔の主柱が古い鉄塔を囲むように頭を出しています。
![架空送電線建替工事](https://chubudenki.net/wp-content/uploads/2017/10/20171012-3-800x492.jpg)
![架空送電線建替工事](https://chubudenki.net/wp-content/uploads/2017/10/20171012-2-800x600.jpg)
① 最初に古い鉄塔のアーム(三角に出っ張っていて電線を持っている腕の部分)を外して降ろします。
電線は古い鉄塔に持たせたままです。こんな状態で感電しないのだろうかと心配していたら、
「さすがに停電しています」と、社長から返信が・・・そうですよね。
![架空送電線建替工事](https://chubudenki.net/wp-content/uploads/2017/10/20171012-4-800x578.jpg)
② 鉄塔は上部にいくにつれ細くなっているため、塔体の一部を解体してタワーが上がれるようにします。
![架空送電線建替工事](https://chubudenki.net/wp-content/uploads/2017/10/20171012-5-800x720.jpg)
③ タワーを組んで、旧鉄塔の上にクレーンのブームが上がるまで鉄塔を組み立てます。
![架空送電線建替工事](https://chubudenki.net/wp-content/uploads/2017/10/20171012-6-583x800.jpg)
④ 新鉄塔の組立が完了すると、タワーを降ろして旧鉄塔を壊します。
⑤ 送電線を新しい鉄塔に移します。
停電期間は77日間。その間に作業を完了させなければなりません。
緊迫した作業現場ですが、「笑顔になる余裕も大切」と話す弊社技術員。
作業員さんへの心遣いも忘れません。