山崎です。4月8日(金)は、中部ラインマン協力会(中部電力株式会社管内を活動拠点とする架空送電線工事施工業者の団体)の研修旅行で、中部電力株式会社 加茂電力センターさま主催の浜岡原子力発電所見学会に参加しました。(中部ラインマン協力会 17名/加茂電力センター 2名)

8:50 名古屋駅に集合し、貸切バスで静岡へ。

車内で、動画「緊急稼動せよ!武豊火力発電所 電力安定供給の舞台裏について」を視聴(中部電力さまのホームページでもご覧いただけます)。

約5年前、中部電力は国からの要請で浜岡原子力発電所のすべての原子炉の運転を停止しました。このままでは夏場に停電する恐れがあるため、運転停止をして2年経過していた武豊火力発電所の再稼働に向けて作業が始まりました。これは、当時の舞台裏を紹介した動画です。
武豊火力発電所 中部電力加茂電力センター 浜岡原子力発電所見学会 中部ラインマン協力会

2011年の夏、中部地域では大停電も計画停電もありませんでした。私たちがいつもと変わらない生活を送ることができた日々を振り返り、また、こうして電気を使って快適に過ごせる日々の陰に、たくさんの方の想いも届けられていると知って、感謝の思いでいっぱいになりました。

11:40~12:15 「海鮮料理みはる」(静岡県御前崎市御前崎1099-3)で昼食

海の幸をたくさんいただきました。
海鮮料理みはる 静岡県御前崎市 中部電力加茂電力センター 浜岡原子力発電所見学会 中部ラインマン協力会

12:20 「海鮮なぶら市場」で買い物

13:00~16:00 「浜岡原子力館」「浜岡原子力発電所」見学

浜岡原子力館 中部電力加茂電力センター 浜岡原子力発電所見学会 中部ラインマン協力会

浜岡原子力館 原子炉 防波壁 模型 中部電力加茂電力センター 浜岡原子力発電所見学会 中部ラインマン協力会

会議室で浜岡原子力発電所の概要や安全性向上対策工事の現状などの話を40分ほど伺った後は、見学用のバスに乗り換えて、ガイドさんの案内で浜岡原子力館と浜岡原子力発電所施設内を見学しました。発電所施設内への入場は身分証明書の提示が必要で、作業員であっても簡単に出入りできません。貴重品やスマホなどの手荷物はバスに乗車する前に預け、施設内は撮影禁止でした。

中部電力加茂電力センター 浜岡原子力発電所見学会 中部ラインマン協力会 施設模型

浜岡原子力発電所では再稼働に向けて、安全性向上対策工事が進められています。

原子力発電所の安全性を確保するために必要な3つの機能
「原子炉を止める」「原子炉を冷やす」「放射性物質を閉じ込める」。

「原子炉を止める」

見学バスから見た原子炉建屋は思ったより小さく感じたのですが、これは原子炉建屋が地面を20m程掘り下げられていて、かたい岩盤に直接設置されていたためでした。ピラミッドのような構造をしているので、地震の揺れに対して強いとのこと。

また、排気筒の周囲は支持鉄塔で囲まれていましたし、(スライドで見ただけですが)建物内部の配管は支柱で固定されていて、これらは自主的に耐震性を強化されたようです。

「原子炉を冷やす」

津波を侵入させないように、昨年末に総延長1.6kmの防波壁が設置完了し、西側と東側の嵩上げ工事も完了。また、原子炉建屋外壁などの耐圧性・耐水性の強化、自動閉止装置が設置されました。

冷やす機能を失った場合を想定し、電源供給(発電機・蓄電池)・原子炉への注水(可搬型注水ポンプ・貯水タンク・地下水槽)・除熱(海水取水設備)、複数の代替手段が準備されています。

「放射性物質を閉じ込める」

重大事故に至った場合も想定して、格納容器の破損を防いだり、放射性物質の放出を抑制したりして、大規模な土壌汚染などを防止する対策もとられています。

原子炉5号機の建屋内、中央制御室、防波壁、何重にも安全対策をされている設備を実際に見ると、恐怖でしかなかった原子力発電への見方が変わりました。

19:00 名古屋駅到着。解散